自然の造形。
ブラックチェリーの
耳付きテーブルとチェア

中川店の松崎です、こんにちは。

年度が変わるこの時期は進級・進学・転勤など、新しい環境に身を置くこととなる方も多いことと思います。

いつもと違う通学・通勤路や新しい道具はどこか新鮮でワクワクしますよね。

新しい環境・生活リズムに慣れるまでは少し大変でしょうが、体調を崩さないよう日々楽しみながらお過ごしください。

さて、中川店より豊橋市・K様邸にダイニングセットをお届けしてまいりましたのでご紹介。

自然の造形を活かす

K様はご新築を機にダイニングセットを新調されるとのことでご来店いただきました。

最初はご主人がご友人と名古屋に来た際にたまたま最寄りのインテリアショップを調べてお立ち寄りいただいたのがきっかけ。

一枚板テーブルのブースでご覧になったブラックチェリーの板を大変気に入られ、ちょうど建築中だったご新居に迎えたいので家族を連れてまた来ますとその日はお帰りに。

後日ご家族みなさまでご来店され、チェアやベンチもそれぞれ選ばれました。

天板はブラックチェリーの2枚矧ぎタイプ。

外皮に近い部分までそのまま活かしたいわゆる「耳付き」の板で、その造形は自然によるもので同じものがないまさに一点もの。

挽いて間もない新しい板のためまだ明るい色ですが、エイジングにより飴色に深みを帯びていくのがブラックチェリーの良いところ。

ブラックチェリーは肌目が精でスベスベしたタッチに加え、おとなしい木目の表情が上品なイメージ。

テーブルのように肌が触れるアイテムはそのスムースな肌触りを気に入られブラックチェリーにされる方も少なくありません。

レッグは好みのものを組み合わせてご用意できますが、K様が気に入られたのは細身なワイヤフレームデザインのアイアンタイプ。

よく見る中空パイプを溶接したスチール製とは違い、無垢鉄を加工して作られるレッグは極限まで細く凛としたイメージながら十二分な剛性を持ちます。

リビング階段の手摺やダイニングのキャビネットなど黒いスチール系の要素があるインテリアなので、異素材でも悪目立ちせずうまく空間に調和した家具になっています。

チェアはいろいろ座り比べた結果、ナガノインテリアの板座モデル「DC352」をセレクト。

一般的に重量が大きくなりやすい板座ですが、DC352はかなり軽量化を図っており女性やお子様でも扱いやすい椅子。

肘が短く出入りがしやすいハーフアームデザインは立ったり座ったりの立ち居が多い女性にもオススメ。

板座ですが座面にはお尻と太ももの形にあわせて削り出す「座ぐり加工」が入れてあるため、意外に底付き感がないのも良いところ。

片側はベンチをあわせるスタイル。

多人数で座れるため来客に対応しやすく、背もたれが無いので圧迫感がなく軽やかな印象に。

こちらも板座タイプですが座面を凹型に削り出してあるのでお尻の収まりが良く座りやすいベンチ。

すべてブラックチェリー材ですが、飴色に表情を変えていく様子も楽しめる素材です。