明るく上品なブラックチェリーコーディネート。

中川店の松崎です、こんにちは。
先日近所の桜の木を見たらちらほら開花してる枝もあり、日増しに暖かくなりますしずいぶん春らしくなってきました。

現在、中川店では「ギャッベフェア」好評開催中。
2週目ですがまだまだたくさんご覧いただけますので、あいにくのお天気ですが、ぜひお出かけください。

さて、昨日中川店より緑区・N様のお宅へダイニングセットやテレビボードを納品してまいりましたのでご紹介いたします。

ブラックチェリー材、マイチェアコーディネート

N様はご新築を機にダイニングテーブルやテレビボードのお買い替えでご来店。

テーブルはいろいろご覧いただいた中でイメージに近いものがあったものの、N様に具体的なイメージがおありでしたのでオリジナルデザインで製作することに。

オリジナルデザインで製作したテーブル

天板は6/4インチ製材から加工する30mm厚でやや厚くし、見た目をすっきりさせて肘付きのチェアを合わせやすいよう天板下の幕板をなくしたデザインで。

レッグは安定感のある見た目になるようやや太めの角脚ストレートデザインがお好みとのことでしたのでやや太めの120mmで設定し、脚間を広く使えるようコーナー付けの4本脚デザインとしました。

幕板をなくす代わりに天板裏に金物を埋め込んで反り止めとしています。

素材は大人しい木目が上品で、経年変化で飴色に深みを帯びて高級感を増す様子を気に入られてブラックチェリーをセレクトされました。

ショップで経年変化の様子をお話はするのですが、いざ届いた若いブラックチェリーの明るい様子をご覧になると皆さん一様に驚かれます。

チェアはご夫婦でいろいろお試しになった結果、最終的にハーフアームデザインの「オメガ」と「ペッカー」に絞られましたが、どちらも良いので2種類2セットでお迎えいただくことに。

「ペッカー」はハーフアームデザインなので出入りがしやすく、かつ肘を掛けて寛いですごせるので、ダイニングでの滞在時間が増えている現代向きの設定です。 肘の先端に垂直パーツが入らないので、90度横を向いて座った際に太ももをアーム下に入れやすく、リビングのテレビを見る際に使いやすいデザイン。

細身ですが堅牢で剛性の高い構造になるよう、接合部は厚く残して組付ける「持ち出し」などの技術が用いられています。
写真で言いますと、前脚・後脚と座枠の接合部。

「OM」は削り出しの背もたれ笠木が腰にフィットして背あたりがよく、座面も芯材積層合板のお尻が乗る部分をくりぬき布バネを張ることでトランポリンのようなクッション性を持たせ底付き感のない掛け心地としています。

こちらもPKと同様に持ち出し技法で組付け強度を高くしています。
笠木と後脚、前脚・後脚と座枠の接合部あたり。

張地は悩まれましたが、ナチュラルなインテリアに合わせて明るめのグレーと、アクセントとしてインテリアを少し締めながらおしゃれさが出せるようパープルをセレクト。デザインと張地をシャッフルして張ることで変化をつけています。

テレビボードはシンプルなものがお好みでしたが、N様がネットでお探しになったものがちょうど当店でも取り扱いがあったので一緒にご用意することに。

意匠を加えてデコラティブにするのではなく、フラットな面に囲まれたシンプルな箱とすることですっきりしたイメージで、木目の表情や経年変化の様子が際立つシンプルさ。

収納した機材などが丸見えにならないようブラックのカラーガラスですが、適度に透過性も残してあるためレコーダーの電源や予約といったインジケーター類も視認しやすい仕様。

標準設定の塗装はウレタン塗装なのですが、せっかく天然木を使ってつくるのだからとテーブルやチェアと同じオイル仕上げでご用意しました。

お嬢ちゃんふたりが運ばれてくる家具たちに興味津々でしたが、住まいや家具が新しくなるのってワクワクしますよね。
家具の撮影を終えて帰り際、「家族の写真撮ってもらっていいですか？」とN様。

納まったばかりの新しい家具を背景にご家族4人を写真に収めました。
いつか写真を見返した時、成長したお子様と飴色に味を増したブラックチェリーに時の流れを実感されたりするのでしょう。
いいですよね、こういうの。

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