WORKS
納入事例
名東店
天白区 N様邸
ウォールナットのTVボード&テーブル。天白区・N様
EXPLANATION
詳細情報
名東店の松崎です、こんにちは。
本日2件目の納品事例紹介。
名東店からお届けした天白区・N様邸の施工例をご紹介いたします。
N様はご新築を機にテレビボードとテーブルのお買い替えでご相談いただきました。
無垢材を贅沢に使用したテレビボード
テレビボードはいろいろご覧いただいた中から「CORRENTE(コレンテ)」を気に入られました。
どこから見ても美しいデザインCORRENTE
「CORRENTE」は横顔も意識したデザイン。
フラットな板にスリットを刻んだ意匠になっていますが、スリットが側面にきちんと回り込んだデザインになっています。正面と側面の召し合わせ部分は互いの木口を斜め45度にカットして合わせる「留(とめ)」の納まり。材の厚みが表に出ないので正面から側面まで流れるようにスリットが繋がる印象ですっきり見えます。
スリット部分には裏側にガラスが入れてあり、ホコリの流入を防ぎながらリモコンの赤外線を通すので扉を閉じたままで機器類の操作が可能です。
重厚でありながら繊細なデザイン
天板には無垢材を使っていますが、天板下端に少しカットを入れそこに扉をかぶせる納まりにすることで天板の見えがかりを実際よりも薄く見せています。無垢材は薄くするほど反りや暴れが出やすくなるため、ある程度の厚みを確保しながら見た目のボリュームを抑えるようディテールにも配慮してあります。
下段はインナーの引出になっているので小物類の収納に便利で、アルミトレー部分にはDVDなどソフト類を背表紙が見やすい状態で並べやすくなっています。
余談ですが、上の写真は背中を下にして寝かせた状態で、ベースの台輪部分の拡大。
コーナーは留の納まりですが、挽き込んだ溝に実(さね)を入れる「雇い実(やといざね)」の仕口。底面なので設置すると隠れて見えなくなる部分なのですが、こういう仕事を入れてくるところが粋ですよね。
シンプルでありながら個性が引き立つDiesare(ディエザーレ)
テーブルは「Diesare(ディエザーレ)」を気に入られました。
「Diesare」は緩やかなアールのカットを入れたレッグや天板コーナーやエッジをやや大きめに丸面取りしたディテールが柔和で親しみやすい印象。
レッグは実は2枚の板から構成されています。
水平断面がL字になるように組まれていますが、互いの木端を斜め45度にカットする「留」の納まりにすることで材の厚みが露出しないので、いかにも2枚合わせたというイメージではなくまるで角材から削り出したような美しさです。
天板下には幕板を入れないデザインなので高さの内寸もゆったりで、足を組んでも余裕がありますし肘付きのチェアを合わせる場合も肘が干渉することなくきちんとテーブルの中にしまうことができます。
見えないところにもこだわり
幕板をなくしたデザインですが、裏面にはきちんと反り止めの処理をしてあります。天板裏に溝を切り、L字の金物を抱き合わせる形で固定することで無垢材の動きを最小限に抑えています。材の矧ぎ合わせにフィンガージョイントを使ったり、加工前に材をヒートプレスすることで動きにくいように下ごしらえしたり、表に見えない部分にもきちんと手を加えています。
サイズはゆったり使えるようW1,900mmでご用意いたしました。
素材はフローリングと少し対比を持たせて互いに際立つようウォールナット材にて。
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COMMENT
N様、お引越し作業でお忙しいなか納品にお時間いただきありがとうございました。
末永くご愛用くださいませ。