WORKS
納入事例
名東店
名東区 I様邸
テーブル「Eredita」とマイチェアコーディネート
EXPLANATION
詳細情報
名東店の松崎です、こんにちは。
朝晩はだいぶ冷え込むようになってきましたね。
少し早い気もしますが、自宅ではホットカーペットを出しました。
さて、本日は名東店より、名東区・I様邸にテーブルとチェアをお届けしてまいりましたのでご紹介。
I様はお使いのテーブルやチェアが傷んできたことからお買い替えを検討で、ネットで家具店を探しているうちに当店に辿り着いたそうです。
40mm厚の天板が特徴の「Eredita(エレディータ)」
いろいろご覧いただいたなかから、気に入られたテーブルは「Eredita(エレディータ)」。
Ereditaは、8/4インチの厚材から加工して作るボリュームある40mm厚の天板が特徴。
足を組んで座る際や、アームチェアを合わせる際に干渉しにくいよう、天板下の幕板をなくしたデザインにしていますが、厚材を使うことで薄っぺらい印象になりません。
レッグも天板の厚みとのバランスを考慮して一般的なものよりやや太めの90mm角を採用。
シンプルなデザインですがプロポーション良く、チープな印象になりませんし、合わせるチェアを選ばないのでマイチェアでコーディネートする際は使いやすいテーブルです。
熟練の職人の高い加工技術で製作
天板裏の反り止めには、昔ながらの木工加工の仕口(しくち)から「吸付き蟻桟」を採用。
天板裏に台形の溝を切り、同じ形に加工した桟を差し込む方法ですが、高い加工精度が要求されるので最近はあまり見なくなりました。
なお、天然木は環境に合わせて動く素材なので、必要な動きがとれるよう桟は接着せず、刃物を通した跡が目立たないよう木端側に繊維方向を合わせて加工した材で蓋をします。
自分に合うものを選ぶマイチェアのコーディネート
ご主人とご長男が選ばれたのは「ペッカー」。
全体的に角のない丸みを帯びたディテールが親しみやすい印象で、優しい当たりは道具としての使い心地も良くなります。
細身のデザインですが、凹凸の形に加工したパーツを組み合わせる接合強度の高い「ほぞ組」に「だぼ組」を併用した堅牢な組み付け、接合部は厚く残して組む「持ち出し」の技法を採用するなど、基本的な強度もきちんと備えています。
アームはコンパクトな「半アーム」デザイン。きちんと肘を置いて寛げると同時に、横に逃げやすい構造なのでチェアの引き代が少なくて済み出入りがしやすいデザイン。前側の垂直部材をなくし後脚側しか接合していない「片持ち」デザインなので、体の向きを90度横に回しても座りやすく、ここからリビングのテレビを見たりする際には使いやすい構造です。
丸みを帯びたフォルムはつい触れたくなります。
奥様とお嬢様が選ばれたのは「シズクルチェア」。
座面の芯材である積層合板の一部をくりぬき弾性の高いシートをトランポリンのように張ることで、クッション性高く底付き感のない掛け心地。こちらも半アームタイプなので、ダイニングで過ごす時間が多く、かつ出入りの多い女性には使いやすいデザインと言えます。
背もたれの笠木は4つの部材から構成されていますが、おおまかにブロック状に接着してから、曲面を削る南京鉋などを使って職人がひとつひとつ手作業でこの三次曲面に加工していきます。単純な二次曲面となりやすい「曲げ木」の技法と違い、複雑な曲面である人の背中にフィットさせるには削り出しの方がより向いているとも言えます。
適切な設計のものは正しい姿勢をキープしやすいので長く座っていても疲れにくいのです。
素材はインテリアイメージとの兼ね合いや、飴色に深みを帯びていく経年変化の様子を気に入られブラックチェリー材で。
最初はこんなに明るい色ですが、ヌメ革製品のように、時間を掛けて味わいを増していく育てる楽しみもある素材です。
ふとベランダに目をやると大きなカメが。
大人の手のひらぐらいある大きなカメですが、お話し伺っていたら17年ほど昔に縁あって拾った子だそう。
拾った時は500円玉ぐらいの大きさだったそうですが、こんなに大きくなるものなんですね。
そんなI様ですから、お迎えいただいた家具たちも、同様に愛着を持って大事に使い続けていただけることでしょう。
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COMMENT
本日は朝早くから納品にお時間いただきありがとうございました。
末永くご愛用くださいませ。