格子をポイントにしたLDコーディネート

名東店の松崎です、こんにちは。

今日も暑いですね。

納品の立ち合いなど、作業で体を動かす時は着替えが必須です。

さて、本日は名東店より天白区・M様邸にリビングダイニングの家具をお届けしてまいりましたのでご紹介。

AUTHENTICITY FINE SOFA『RBモデル』

すべてブラックチェリー材で製作

M様はご新築されてからしばらく経つのですが、お仕事が忙しくなかなか家具をじっくり選ぶことができなかったそうで、そろそろリビングダイニングの家具をきちんと揃えたいとご来店いただきました。

背と座面にハンガリー産マザーグース羽毛

背面からも美しいソファ

肘は難易度の高い『留め加工』

最初に気に入られたのはAUTHENTICITY FINE SOFAから背面も美しいデザインのウッドフレーム「RBモデル」。

現代のリビングダイニングはひとつの空間として計画されることが多く、ソファは背面や側面が露出する置き方になることもしばしば。背面の格子が美しく、360度どこから見ても美しい「RBモデル」はそんな現代のLDにぴったりのソファ。

背面の格子は休息に適した背座角にしながら木目がきちんと通るよう、一枚の板を一旦カットし角度を変えてフィンガージョイントで再接合しています。

アームと前脚の接合部は斜め45度にカットして合わせる「留（とめ）」の納まりで、一般的なかぶせの納まりと違い、正面から見たときに材の厚みが露出しないのですっきりした見た目に。

ウッドフレームは張りぐるみタイプのソファに比べると要所抜けたデザインで構成しやすいため、居室の中央に置いても圧迫感が出にくいのも特徴です。

ソファのパートナーオットマン

足を伸ばしてカウチっぽい過ごし方もできるようLTオットマンも合わせて。

来客時には横に移動して補助椅子がわりに使えるので、スペースが許せば一つあると便利なアイテム。

ソファ前には踏み心地の良い原毛タイプのギャッベを敷くため大きなリビングテーブルは置かず、リモコンや飲み物などをちょっと置けるようなコンパクトなサイドテーブルを合わせて。

生地はイタリア製ファブリックでクリーニング可能

生地は綿と麻の組成で肌触りのよいファブリックから淡いグリーンをセレクトされました。

AUTHENTICITY FINE SOFAシリーズはすべてフルカバーリング仕様で製作しますので、汚れても外してドライクリーニングでお手入れできますし、擦れるなど消耗した際にはカバーのみの交換が可能です。

ウレタン部分もパーツのみで交換できる仕組みにしてあるので、消耗パーツを変えながら長く付き合っていくことができます。

オリジナルテレビボード『HORIZONTAL（ホリゾンタル）』

テレビボードは格子デザインの「HORIZONTAL（ホリゾンタル）」をセレクト。

機器類などの収納物を丸見えにしないデザインなのでテレビボード周りはすっきり片付いて見えます。

中央の機器類収納部の扉はガラスが入れてあり、扉を閉じた状態でのリモコン操作が可能です。

ロの字に組んだ戸枠に溝を切り、格子を一本ずつはめ込んで加工しています。

天板厚み４０ｍｍのブラックチェリー材

反り止めには「吸付き蟻桟」

テーブルは少し大きめのサイズをご希望でしたので、8/4インチの厚材を加工して作る40mm天板が特徴の「Eredita(エレディータ)」を。

合わせるチェアを選ばず、どんなインテリアにも調和しやすいようシンプルなデザインにしてありますが、ボリュームのある天板・脚なのでチープに見えることもありません。天板裏の反り止めんは伝統的な木工の仕口(しくち)のひとつ「吸付き蟻桟」を採用。

構造も吟味してあるテーブルです。

縦格子が特徴の板座チェア

チェアはソファにイメージを少し合わせるよう、格子モチーフを取り入れた「TCW２０３１AC板座」をセレクト。

張り座に比べて汚れなどにあまり気を使わずに済む板座タイプで、寛いでも過ごせるようアーム付きにて。

座面にはお尻と太ももの形にあわせて削り出す「座ぐり」加工を入れてあるので、硬い座面なのに底付き感が出にくく快適。

経年変化が楽しみなブラックチェリー材

素材はブラックチェリー材にて。

最初はこんなに明るいですが、経年変化で飴色に味わいを増していく、育てる楽しみもある素材。

長い間家具のない不便な生活をされていたとのことですが、今日からは快適にお過ごしいただけるかと思います。