オーダーＴＶボード納品事例。福島県郡山市・G様邸。

名東店の松崎です、こんにちは。

気候も温かくなり、だいぶ春めいてきました。

気が早いですが、車を運転していると通り沿いの桜がどうなっているかついチェックしてしまいます。

さて、先日オーダーのテレビボードとリビングテーブルを納品した福島県郡山市のＧ様からメールとお写真をいただいたのでご紹介したいと思います。

きっかけは昨年10月ごろにいただいた一本のお電話から。

当店のＷＥＢをご覧になったＧ様から、新築するにあたってテレビボードを機材などに合わせて作りたいけど可能ですかとのお問い合わせ。

遠方でご来店が難しいお客様でも、メールなどを使ってやりとりしながら今まで何回も形にしていることをお伝えして、とりあえずイメージをご連絡いただくことに。

イメージ図

後日メールでご連絡いただいたスケッチ。

おおまかなイメージや納める予定の機材寸法などの必要な情報をいただいたので、それを基にプランニングしていきました。

図面から製作へ

ご希望のレイアウトで機材がきちんと納まるかなどをチェックしながら寸法を決めていきます。

ウーハーは本体内部に設置すると共振によるビビリが出たりしますので床に直接接地するようにしたり、見逃しがちな配線経路を考慮して適宜追加したり、要所補完しながらプランニングしています。

オーダーで製作する場合、出来上がりを想像しづらいこともあるかと思いますので、仕上がりのレンダリングイメージもよく一緒にご提示しています。

イメージ画像

Photoshopなどの画像編集ソフトで作っていますが、図面を基に加工しているのでプロポーションなどは実際に製作したときと同じですし、何もないより仕上がりはイメージしやすいかと思います。

レンダリングイメージはファーストプランから作ったものなので上の図面とは扉の割り付けなどが変更されていますが、毎回最初にご提示したプランから細かい部分をブラッシュアップして形にしていっています。

G様からいただいたメールやお写真は下記のとおり。

昨日無事にTVボードを頂きました。
早速、昨日セットしましたが、大変きれいに仕上がっており、リビングテーブルと良くマッチしていると思います。
やはりオーダーして職人さんに造って頂いて本当に良かったと感じます。
末永く大切に使い続けたいと思います。
ありがとうございました。
頂いたキズ防止のフェルトを貼りました。おかげさまで、移動の際は気を使わず楽に作業ができました。
うまく撮れませんでしたが写真を添付します。よろしければお使いください。
松崎さま、遠い福島県からのオーダーとなり、いろいろお世話になりました。
これからも良い家具を市場に提供し続けられることをお祈りします。
機会があれば、またお世話になりたいと思います。
では、また。

遠方の場合は物理的に納品に立ち会うことが困難なので、こういったメールやお写真をいただけるのはとっても嬉しいです。

製品自体は検品のため開梱して自分でも見ていますが、やはりきちんと壁面に配置して機材がセッティングされた姿が一番格好良いです。

Ｇ様にも気に入っていただけたご様子で安心しました。

文末の「これからも良い家具を市場に提供し続けられることをお祈りします。」という言葉、とても励みになります。

普段あまり言葉に発しませんが、いつも自分の根底にはこれがあります。

家具を商業的に捉えるのであれば売りやすい価格訴求品や手離れのよい既製品にシフトすれば良いのかもしれませんが、それが本質的に「良い家具」かと言えば決してそうではないでしょうし、追うべきものはブランドやデザイン、価格戦略といった売るための手法ではなく、使い手が価値を感じる道具にできるかどうかだと思います。

本質的な価値を追うショップがもっと増えるといいですよね。