WORKS
納入事例
名東店
名東区 M様
テーブル「Eredita」とチェア「シズクル」
EXPLANATION
詳細情報
名東店の松崎です、こんにちは。 台風の影響でしょうか、風が強くなってきました。 自然現象ですから仕方がないですが、大きな影響を残すことなく大人しく 去ってくれることを願います。 さて、本日名東店より、名東区・M様邸にお届けしてまいりましたのでご紹介。
オリジナルダイニングテーブル『Eredita』
M様はダイニングセットをお探しでご来店。 ご家族構成は4人でしたが、テーブルはゆったり使いたいとのご要望から幅は 1,800で設定。 ご覧いただいた中でM様が気に入られたテーブルは、名東店オリジナルの 「Eredita(エレディータ)」。
天板厚み40mm
反り止めは「吸い付き蟻桟」
天然木の表情が生きるシンプルなデザインですが、8/4インチの厚材を加工して 作られるボリュームのある40mm天板を採用しているので大きなサイズで製作しても 薄っぺらく見えないですし、「吸い付き蟻桟」と呼ばれる高度な木工加工技術で 作られる仕口を採用するなど堅牢で玄人好みなモデル。 素材は、飴色に深みを帯びていく経年変化の様子を気に入られたので ブラックチェリー材にて。
「Eredita」はボリュームを持たせた材料使いのため、エッジをすべて2mmRで 丸面取りしたデザインにし優しく親しみやすいイメージにしてありますが、お客様の ご要望にあわせて通常よりもう少しエッジに丸みを持たせたフォルムで製作。 お子様がまだ小さいため、天板とレッグのコーナーを10mmR、天板トップの エッジを5mmRで加工し、ぶつけても大怪我しないようディテールの仕様を 変更してあります。
飛騨高山産のチェア『シズクル』
チェアはいろいろお試しいただきましたが、一番掛心地が良いと感じられた 「CH-Si」をセレクトされました。 家具全般に言えますが、機能性や使い心地の良さを左右するのは、製品の表には 現れない隠れた部分にどれだけ手間をかけているかが重要だったりします。
まるで吸い付くようにぴったりと背中にフィットする背もたれの笠木。 人間の背中の形状に合わせようとすると、少し複雑な3次曲面が必要となります。 「シズクル」チェアの笠木は削り出しですが、1個の塊から削り出していては無駄にする 部分が多くなってしまうため、4つのパーツを接着しておおまかな形状をつくり そこから削り出しています。
笠木は左右のアームを上下のパーツで挟む構造。 パーツを細かくしすぎると強度や意匠性に影響が出るので最小限のパーツ構成に していますが、それゆえ笠木の上部は10/4インチもの厚材から木取りしています。
機械で荒加工した笠木は、職人が南京鉋を使って形状を整えていきます。 削っては手で触れて感触を確かめ、また削るという作業を繰り返し、段々と 人の背中に合う曲面が形成されていきます。 ショップでこの話をすると皆さん「人の手でやってるの?」と驚かれますが 上の写真のとおりです。(^^)
座面にも掛心地を良くする工夫が。
芯材となる成型合板のお尻が当たる中央部分をくり抜き、そこに弾性のある メッシュタイプのウェビングシートを張ってあります。 トランポリンのようにお尻の形に受けてくれるので、底付き感のない掛心地。 このように、外見だけでは分からない隠れた部分やそこに至るまでの過程が 家具の良し悪しを分けているのであります。(^^) 納品の際は、大きなテーブルや新しい椅子に興味津々な様子のお兄ちゃん。 設置が終わるや否や、お父さんお母さんより先に試していました。
最近お気に入りという動物のお面をかぶって座るお兄ちゃん。 お面と大人びた格好で座る構図が面白くて、とっさにシャッター切ってしまいました。 ちなみに、最初の写真にもキリンが写っているの、気付きました?(^^) 台風の影響が出る前に納品できて良かったでした。
WORKS ITEM
納入商品
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COMMENT
M様、お忙しい中、納品にお時間いただきありがとうございました。
末永くご愛顧下さいませ。