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「親父が考えた、息子用デスク」・仕上げ編
WORKS ITEM
納入商品
-
オーダーメイド家具
オーダー デスク
EXPLANATION
詳細情報
Vigoreの松崎です、こんにちは。
以前ご紹介した、『親父が考えた息子のデスク』が
出来上がってまいりましたので、最後の仕上げの過程をご紹介。
オリジナルオーダーデスク
素材はウォールナットです。
なんか変だと思った方、観察力があります。
工房にお願いして無塗装で出荷してもらったのです。
無塗装
皆さんはあまり見たことないと思いますが、ウォールナットって
素地は結構白っぽいんですよ。
自分で手を加えて完成させたものなら、愛着もわいて大切に
使うだろうと息子と二人で塗装することにしました。
オイル仕上げ
「早く塗りたい!」と落ち着きない息子をなだめながら、塗り方を教えて
早速やらせてみました。
ちなみにマスクとかしてないですが、有害な物質を含む塗料ではありません。
塗っているのは植物ベースのクリアオイル。
色が濃くなっていますが、着色しているわけではありません。
「濡れ色」と言いますが、割り箸を水に浸すと色が濃くなるように
オイルを吸って色艶が深みを増します。
Vigoreの家具にも採用している、素材の色や天然木の風合いを生かす
オイルフィニッシュです。
だんだん見慣れたウォールナットの雰囲気になっていきます。
悪い例です。
木目に沿って塗りましょう。
全部塗っていきます。
オイルは塗ったそばから、どんどん木が吸い込んでいきます。
しばらくおいて、吸いきれなかったオイルを拭き取っていきます。
塗装完了
早く使いたくてしょうがない様子。
養生外してないのに勝手にチェアを合わせて座る息子。
サラサラで良い感じだそうです。
じゃ~ん!
拭き取りも完了してできあがり。
最初の素地の写真と比べると、ずいぶん色艶に深みを
増して、木目が際立ちましたでしょ?
では、このデスクのポイントをご紹介。
名入れ加工
天板の木口には、レーザー加工で名入れしました。
デスクは、子供が使う初めての自分専用家具。
息子用にデザイン・設計したものなので、もちろん世界にひとつですが
はじめての自分専用なので名入れしてやりました。
引出の前板は、Vigoreのオーダー家具と同じく、ちゃんと木目が
通っていますよ。
引出は『四方蟻組』
引出の内装は桐材で、四方蟻組み。
これもVigore標準仕様です。
引出の底板は桐のベタ底。
ベニヤは使わないです。
細かいところでは、鉄釘も使いません。
木釘でとめてあります。
これもVigore標準仕様。
普通のスラセの引出でもよいですが、子供が使う机なので
軽く出せるようにレール仕様にしました。
3段のフルエクステンションレールなので、奥の物も
取り出しやすいです。
シンプルなフラットデザインにしたので、引出には手掛のサクリを
いれてあります。
ワゴン側板は框(かまち)組
ちなみに袖は木製キャスターをつけて可動式に。
側板は框(かまち)組にしてあります。
子供の頃って、机の下にもぐりたがりますよね。
最後に記念撮影。
親子で仕上げた世界にひとつのデスク。
早速、机に向かって勉強・・・、かと思いきや折り紙おってました。
デスクの経年変化とともに、息子の成長も楽しんで見ていきたいと
思います。
いつも素敵な製品を作ってくれる工房の職人の皆さんと、クリスマスに
間に合わせてくれた工場長に感謝。
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