平成21年9月に名古屋東エリアへの2号店としてオープンした名東店は、中川店のコンセプトを継承した「本物志向」の ショップ。高い技術を持つ国内の家具職人たちによる確かな造り、天然木をふんだんに使い素材を活かした仕上げや加工など、長く愛着を持ってお付き合いいただける製品をご提案しています。また、素材・サイズ・仕様・デザインなど、お客様の「こうしたい!」といったご要望を形にしていく「オーダー家具」も得意とします。インテリアのメインとなる家具はもちろん、暮らしを彩るウォールペイント、ギャッベ、インテリア雑貨なども扱っております。
一生のうちで家具を買う機会は、何回あるでしょう?
家具とは人生の節目ごとに出会う、言わば「縁」のもの。
だからこそ私たちは、堅牢な構造や洗練されたデザイン、良質な天然木などにこだわった製品をご提案しております。
きちんと作った家具は、使い捨てではなく長く愛着を持ってお付き合いいただけることでしょう。
おいしい料理が素材の良さを活かすところから始まるように、良い家具もきちんと天然木を使い素材を活かすところから始まります。
天然木は、木の種類ごとに固有の色味や木目を持ちます。それらを活かすオイルフィニッシュの家具は、着色・ポリウレタン塗装の家具と比べて見た目の風合いや触り心地も良く、「経年変化」を楽しめるのも良いところです。
自然由来の素材は日々の暮らしを心地よいものにしてくれることでしょう。
家具は生活の道具ですから、見た目だけ良くても意味がありません。
最近は本来あるべきはずの基本的な耐久性すら持ち合わせていない製品も見受けられますが、すぐに不具合が起こったり壊れたりする家具のある暮らしは、豊かな生活とは言い難いです。
私たちは製品にしてしまうと見えなくなる構造的な部分もきちんと吟味することで、長く付き合えるだけのクオリティを持たせています。
腕の良い職人たちが手がけた質の高い家具であることに加え、飽きのこない洗練されたデザインであれば長く付き合うのにふさわしいものとなることでしょう。
私たちは、素材や構造だけでなくデザインも製品の良し悪しを決める大切な要素であると考えます。作りやすさを考えて手間を惜しむのではなく、ディテールに至るまできちんと配慮された家具は相応なオーラを放ちます。
日本人には身近な素材である木ですが、家具用に使われる広葉樹の銘木は樹齢で数十年〜百年以上と悠久の時を経てきた素材。そんな素材に刃物を当てるのですから、簡単に壊れゴミとして廃棄されるような家具は作ってはいけないでしょう。きちんと作れば樹齢と同じぐらい使えるのが天然木。
次の世代も木が使えるよう、ロングライフな家具をご提案し続けます。
名東店の家具は自由度が高いのも特徴。
一般の家具店やショップでは、いろんなメーカーの既製品を並べて展開する「セレクト型」の体制がほとんど。仕様変更を嫌ったり、出来ても別注費用が割高なのは、専門性を欠く小売店の人的問題や製造側の効率重視の姿勢が背景にあります。
名東店オリジナルの家具は、ショップでデザイン・設計し、私たちの協力工房で製作しています。ショップ側で図面を用意しそれに基づいて製作する流れなので、お客様の細かいご要望に合わせてカスタマイズすることが可能なのです。
名東店のオリジナル家具には、今までご相談いただいたお客様のご要望などがエッセンスとして加えてあります。「なるほど」と共感していただける部分が多いのは、そんなところからくるのでしょう。
下記ご紹介以外にもオリジナル家具がたくさん展示してあります。
家具を探していて「あと2cm小さかったらぴったりなのに!」とか、「ここが引出だったらベストなのに!」なんて思った経験ありませんか?
一般的に家具店・インテリアショップが取り扱うのは「既製品」。大まかなニーズは反映してあるものの、販売・生産効率重視で使い手に合わせて細かくカスタムするところまでは付き合ってくれません。
しかし、個々に暮らし方が違うのだから、道具としての最適な形も千差万別が当たり前。家具が暮らしの道具である以上、どれだけ見た目が良くても使い手にフィットしないものでは暮らしを豊かにすることはないでしょう。
ショップで設計し協力工房で製作する流れを持つ私たちは、自由設計で使い手に合わせて理想を形にするのが得意なお店。
Vigoreなら、もう「道具に自分を合わせる」必要はありません。
どこを探しても満足できるものに巡り合えないときは、ぜひ私たちにご相談ください。
まずはご要望をひととおりヒアリング。
設置する場所の有効サイズや状況(コンセントの位置など)、使い勝手を決める仕様(引出or扉など)、特殊な収納物がある場合はそれのサイズ(たとえばアンプやスピーカーなど)、etc…。
いただいた情報を整理しながら、あとで作図しやすいようにラフスケッチを取っていきます。
ラフスケッチを参考に作図しながらファーストプランを作成していきます。
機材など入れる物に合わせて内寸設定する場合は図面にすることで納まりをきちんとチェックできますし、材料や工賃を積算するにしても簡易のイラストでやりとりするより図面化したほうが正確に計算できます。
ファーストプラン、お見積りをご案内し、それを基に修正を加えながら形にしていく流れとなります。
見本があるものを少しカスタマイズする程度ならイメージもしやすいですが、いちから設計するフルオーダーではどうでしょうか?
ご安心ください。図面を基に画像処理による仕上がりイメージの作成もしておりますので、出来上がってからイメージと違うなんてことも起こりにくいです。手書きのイメージパースなどと違い、図面を基に加工するのでプロポーションなどは実物と同様です。
ファーストプランを基に、ご要望やご予算などのバランスを見ながら修正を重ねて形にしていきます。こちらは実際の施工例ですが、ファーストプランではオープン収納だった部分を扉付きにするなどの修正を経て形になっています。納品までの過程はブログ記事「壁面環境に合わせたTVボード」でもご紹介しています。
壁面固定などの施工も承っております。
世の中にはいろいろなソファがありますが、皆さんはどんな基準でソファを選びますか?
ソファは製品にしてしまうと中が見えなくなる家具。平たく言うと、作り手にとってこれほど手を抜きやすい家具は無いということです。
ユーザー目線ではなく売りやすさを求めて価格訴求に走るのは簡単で、見えない部分の素材・構造・工法を簡略化していけばよいだけです。しかし、簡略化すれば必然的に製品寿命は短くなり、快適な掛け心地を生み出すこともできなくなります。
使い捨てではなく長く付き合えるクオリティの道具としたい考えは、ソファにおいても変わりません。
世代を超えて長く付き合っていけるぐらい丈夫で感動すら覚える掛け心地、至高のソファと呼んでも過言ではない、そんな高品質なソファをVigoreは提案しています。
前述のとおり、製品にしてしまうと中が見えなくなるソファ。
廉価なソファが素材や構造など手を抜いているだろうというのは想像に難くないですが、中級品や高価格帯のソファはどうでしょう?
使っている素材を調べたり製作現場で加工の様子を見学したりしてきましたが、とことんこだわって作っているものは残念ながらほとんどありません。売りやすさを求めて価格訴求を意識した商品開発になれば、無理に抑えたコスト分のしわ寄せは素材や構造・工法にくるわけで最高のものができるはずもありませんし、ブランドメーカーの高価格帯であってもプロの目から見てスペックと価格が釣り合ってないソファは少なくありません。
素材や構造、メンテナンス性など、妥協なくとことんこだわって作られたのが「TRES THE SOFA TAILOR」のソファたち。
使っている素材や構造など中を見せたがらないソファが多いですが、「TRES」のソファはすべてきちんと説明できるソファ。
店頭では構造模型や素材のサンプルなども公開していますので、ぜひ他のソファたちと比較してみてください。
ひと言で表すなら、「木工デザインソファの究極形」。
一般的に木工メーカーが手掛ける木枠のソファは掛け心地がよくありません。なぜなら、木工とソファ作りのノウハウが異なるのに、掛け心地に関わる部分まで木工メーカーが手掛けてしまうから。
「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」シリーズのソファは、掛心地に関わる部分は「TRES」ソファを手掛けるソファ専門の工房、木枠の部分は腕の良い木工メーカーとそれぞれ得意な分野を手掛けることで生まれた「きちんと掛け心地も伴ったウッドフレームソファ」。
「AUTHENTICITY」は原材料となる広葉樹製材の選定から部材の加工・組み立てなどに至るまで、すべての過程において妥協なく吟味され生まれます。複雑で難易度の高い木工デザインは、熟練の職人たちが持つ高い加工技術があればこそ。意匠性豊かで至福の掛け心地を持つソファたちは、ソファの背中を壁に付けて置かず家族で寛いで過ごすスタイルの現代リビングに最適です。
「AUTHENTICITY」とは「本物であること」を意味する言葉。
すべてにおいて最高のものを注ぎ込んで生まれた製品は相応のオーラを放ちます。本物の名に恥じない高いクオリティは、ぜひ名東店でご覧ください。
「AUTHENTICITY」に使われる素材は北米産の広葉樹。
現地では丸太の選定から携わり、挽き方を指示しながら製材。天然乾燥、人工乾燥を経た製材は「NHLA(全米広葉樹製材協会)」の定める等級にグレーディングされます。最高等位である「FAS(First And Second)」の中から、さらに「AUTHENTICITY」に適した材料を選別していきます。
難易度の高いデザインである「AUTHENTICITY」を語る上で外せないのは、それを具現化できる高い技術であろう。
先進的なデザインの中には昔ながらの木工の仕口(しくち)が随所に入れてあり、精密な加工が要求されます。人気が出ると模倣されることが少なくない家具の市場ですが、未だ模倣品が見受けられないのは真似しないのではなく技術的に真似できないというのが理由でしょう。
名東店でお試しいただける「TRES THE SOFA TAILOR」、「AUTHENTICITY」のラインナップは下記のモデルたちです。
ショップには大判の生地サンプルや木部素材サンプルなどを完備しておりますし、ソファの内部が分かる構造模型や使っている素材サンプルなどもご用意しております。
ぜひ、名東店でじっくりと生涯付き合うにふさわしいソファをお選びください。
「GABBEH(ギャッベ)」とは、イラン南西部ザクロス山脈に抱かれた古都「シラーズ」を基点に遊牧生活を行う「カシュガイ族」により伝統的に織り続けられてきた、ふかふかとした毛足の長い手織りのカーペ ット。
ペルシャ絨毯(じゅうたん)の原型とも言われ、ペルシャ語でギャッベは「粗い」という意味を持ちます。ペルシャ絨毯に比べると粗いとはいえ、パイルを一本一本高密に結び付けた絨毯はとっても丈夫。丈夫さもさることながら、ギャッベの魅力は何よりもその美しさや道具としての快適さ。
草木染めの糸を使い多彩な色柄を織り上げていきますが、植物や動物などのモチーフは遊牧生活に身を置く彼らが目にする自然風景で伸びやかで親しみをおぼえる意匠です。天然素材である羊毛で織られた絨毯は年間を通じてとても快適に過ごせます。
ギャッベの魅力は、その美しい色彩にあるとも言えます。
カラフルなのにどこか親しみやすいのは、染色がすべて天然原料の「草木染め」で行われていたり、染色もあえて均質にすることなく羊毛(ウール)の染色性の違いを生かした自然なグラデーションとして織り上げられていたりするからでしょう。
ギャッベには決められた図案などはなく、織り子の感性でイメージしたものが織り込まれていきます。
下記の文様はギャッベによく使われるモチーフです。それぞれに願いが込められ織り上げられます。これら以外にもお花畑、砂漠、夜景、夕景などのストーリー性のあるアート的な風景も描かれます。
ギャッベはひとつひとつ手織りで製作されデザインや配色なども個々に異なるため、どれもが世界で1枚しかない絵画のような存在。
素材のウールは調湿性に優れ夏場には余分な湿気を吸収してくれるのでサラサラした触り心地、冬場には室内の暖かい空気を抱えこみ保温性にも優れているので年間を通じて快適にお使いいただけます。
私たちの家具と同じように、使い捨てでなく長く愛着を持ってお付き合いいただける美しく機能的な絨毯です。
古川 次郎
(ふるかわ じろう)
[好きな家具] ソファ
[好きな材種] ブラックチェリー
[血液型] AB型
[趣味] 料理、釣り
渡辺 裕介
(わたなべ ゆうすけ)
空間デザインを学び、商環境・建築内装の世界に。
内装施工から家具の構造まで10年以上現場で培ってきたノウハウを活かしたご提案をさせていただきます。現代の住宅様式やそれぞれの生活スタイルに合う多種多様な空間を作り上げていくことの難しさは言い換えれば常に新たな挑戦でもあり、やり甲斐のあるこの仕事はいつも魅力的に感じます。
何でも気軽にお声を掛けてください。
・2級建築施工管理技士
▼Vigore 名東店
〒465-0057 名古屋市名東区陸前町26
TEL 052-734-8477
営業時間 11:00~19:00
定休日 水曜日
地下鉄・東山線「星ヶ丘」駅から、市バス3番乗り場より「幹星丘1」系統に乗り「名東消防署」で下車。バス停から西に徒歩3分です。
詳しくは名古屋市交通局の「なごや地図ナビ」でもご覧いただけます。
リンク先にて「名東消防署」のアイコンをクリックすると詳細情報がご覧いただけます。
気がつけば人生の半分、家具の仕事をしています。
実は、料理が好きで家では奥さんの代わりにキッチンに立つことも多く、ピザを生地から作ったりしてます。自慢じゃないですが、うちの子供大絶賛!どんな事柄でもそうだと思いますが、自分という触媒を通して何かを生み出し、それが人に喜びを与えるのはとても嬉しいです。「この家具に出会えて良かった」とお客様に喜んでいただける仕事をするのが私の喜びで、それがこの仕事を続けている理由。家具のことなら何でもご相談ください。