座り心地に影響する正面部分には大きな意匠は入れず、とってもシンプルに仕上げてあります。細身のアームにより繊細さが伺えますが、アーム幅をとらないことで座る面積をより広く有効的に使うことができます。「AUTHENTICITY」のなかでも「FINE」シリーズは、シャープで繊細なイメージとなっています。

現代のインテリアに自然に溶け込むようデザインされたシンプルな背面ディテールです。数十年たったときにも年月の経過を感じさせない洗練された意匠、メンテナンス性に優れた高耐久な構造で次の世代にも受け継いでお使いいただけます。

「RF」は、同シリーズで初めてとなる曲線を用いた柔らかなデザインが特徴のモデル。アーム部分はFINE(繊細)な印象ですが、蟻組みの工法によって屈強な作りにより高い基準の強度試験にも十分耐えうる構造になっており、快適さを求め計算された背・座角、アームの傾斜角度はまさに機能美で、高度な木工加工技術による堅牢さが伺えます。

快適さを求め計算された背・座角度はまさに機能美といえます。アーム・前脚はカットを入れ、先が細くなるテーパーデザインで繊細さを活かした形状に。後ろ脚には見た目にも安定感を出すため、他のパーツより少しだけボリュームを持たせてあります。

アームと前脚の繋ぎは角度を付けた難しい留め加工の仕口で。材の厚み(正面幅)に対して面を広くとり華奢なイメージにならない工夫がしてあります。また、通常のモデルのアームよりやや低く設定されているので圧迫感を感じにくいデザインとなっています。

ウッドフレームソファの最大の特徴は、側面や背面にデザインを入れられるところ。時代の流れに左右されない高い意匠性、それに伴った掛け心地の良さを生み出すためにこだわり抜いた素材選定、構造・耐久性は、まさに他の追随を許さない至福の掛け心地です。

「RF」のクッション部分の構造。背クッション、座クッションのトップにはスモールフェザーをたっぷり充填で優しく包み込む初期タッチに。座面フェザー層の下は比重の異なる高密ウレタンを積層した複層構造でしっとりと支える。本体ボトムにもトランポリンのようにエラスティックベルトを仕込んであるので抜群のクッション性。

「AUTHENTICITY」シリーズのソファに使われるのは良質な木材が豊富な北米から輸入されたもの。
原木から加工された製材は、NHLA(全米広葉樹製材協会)の定める等級に基づきそれぞれ等級分けされています。「AUTHENTICITY」シリーズは、NHLAの規格より厳しい独自の基準を設けているため、ソファ「RF」のフレームに使われるのは、最高等級の「FAS(First And Second)」のなかでもさらに厳選された「特別なグレード」となります。