ウッドフレームの良いところは、横や後にも大きく意匠を入れやすいところ。背面の規則正しく並んだ縦の格子は、格調や重厚な大人の家具をイメージさせます。張りぐるみのソファに比べて、要所抜いた軽やかなイメージにできるのもウッドフレームの良いところです。※画像はW2,000 WIDEサイズ

アーム部分は、断面が「T字」になるように、内側にもフレームをつけた構造。鉄骨のウェブやハブと同じ役割でフレームの歪みを抑えます。無垢材は環境に合わせて膨張収縮していますが、乾燥して収縮した際に接合部が空いて見えないよう外側のフレームに少し差し込む構造にするなど、細かい配慮をしてあります。

背中の格子部分拡大(白抜き部分は構造が分かりやすいよう画像加工したものです)。一枚の板を一旦カットし、角度を持たせて再度接着しています。接合は強度の高いフィンガージョイント。木目を通しながら最適な背座角度を出しています。

リズミカルに連続した格子デザインが特徴のソファ「RB」ですが、6/4インチ材から加工される25mmの材が用いられており、より軽やかな印象に。「AUTHENTICITY」のなかでも「FINE」シリーズは、シャープで繊細なイメージとなっています。※画像はW2,000 WIDEサイズ

「RB」のクッション部分の構造。背クッション、座クッションのトップにはスモールフェザーをたっぷり充填で優しく包み込む初期タッチに。座面フェザー層の下は比重の異なる高密ウレタンを積層した複層構造でしっとりと支える。本体ボトムにもトランポリンのようにエラスティックベルトを仕込んであるので抜群のクッション性。※画像はW2,000 WIDEサイズ

「AUTHENTICITY」シリーズのソファに使われるのは良質な木材が豊富な北米から輸入されたもの。
原木から加工された製材は、NHLA(全米広葉樹製材協会)の定める等級に基づきそれぞれ等級分けされています。「AUTHENTICITY」シリーズは、NHLAの規格より厳しい独自の基準を設けているため、ソファ「RB」のフレームに使われるのは、最高等級の「FAS(First And Second)」のなかでもさらに厳選された「特別なグレード」となります。