FAQ
よくあるご質問
無垢材のメンテナンス方法を教えてください。
オイル塗装の家具は、使用していく上で、揮発や乾燥、日頃の拭き掃除などによって油分が不足し、表面がカサカサしてきたり撥水性が低下していきます。
場合によっては反りや割れの原因にもなりますので定期的にオイルを塗布するメンテナンスが必要となります。
頻度としては、お部屋の環境や使用状況によって異なりますが目安でシーズンごと、最低でも1年に1回(乾燥時期をむかえる少し前)のメンテナンスをおすすめします。
メンテナンスの手順
STEP1
まずはオイルを塗布する面を固く絞った布で汚れを掃除し、20~30分程度自然乾燥で十分に乾燥させてください。
取れないシミや汚れがある場合はサンドペーパーで軽く研磨することで仕上げ後に目立ちにくくなります。
また、テーブルの場合、グラスや食器などを引きずってできた浅い生活キズ程度であれば同じく研磨で復元が可能です。
サンドペーパーは木目方向に沿って全体に軽くあててください。汚れやキズを消したくて部分的に強くあててしまうと、その部分だけ素地色がはっきり目立ってしまうのでご注意ください。
おすすめのサンドペーパーは空研ぎの#320。しっかりメンテナンスしたい場合は下地調整用に#240、仕上げ用に#320~#400をご使用ください。
STEP2
研磨で発生した木屑を乾いた布で拭き取り、つぎにオイルを塗布していきます。ウエスにオイルを含ませたら、木目に沿って擦り込むように塗りのばしてください。ポイントは、一度にたくさんのオイルを全体に塗布するのではなく、少量づつ端から端までを板幅単位で繰り返し塗り込むとムラになりにくいです。
中にオイルが浸透するまで10~20分程度時間を置いてから、乾いたウエスで表面に残った余分なオイルを拭き取ります。
オイルが残っている箇所はグリップする感覚があるので、全体的に引っ掛かりがなくなるまで入念に拭き取ってください。
STEP3
手で触れてみて表面がサラサラの状態になったら完成です。
その後約12~24時間自然乾燥させ、再度乾拭きしてからご使用ください。
※注)オイルを含んだウエスは酸化反応によって発熱し自然発火の恐れがありますので、水に浸した状態で処分してください。