FAQ
よくあるご質問
「オイル塗装」と「ウレタン塗装」の違いを教えてください。
「オイル塗装」と「ウレタン塗装」の違いは、下記の通りです。
オイル塗装
天然素材である木(無垢材)は、家具となってからも呼吸をつづけています。
亜麻仁油など植物由来の乾性油を無垢材に含浸させて仕上げるオイル塗装は、呼吸を妨げることなく木の質感を生かした塗装となります。
木の温もりをダイレクトに肌で感じることができ、経年で深みが増していく様など、ナチュラル思考の方に好まれる天然木家具の仕上げ方法のひとつ。塗膜を張るコーティングではないので水に弱く、汚れやキズは付きやすいですが比較的簡単に自身でメンテナンスや復元が可能な仕上げです。
オイル切れを起こし乾燥状態がつづくとシミや汚れが付きやすくなり、また反りや割れの原因となるため定期的にオイルを塗り足すメンテナンスが必要となります。
ウレタン塗装
ポリウレタン樹脂を吹き付け、表面に硬さのある被膜を形成することで製品を保護する、天然木の家具の仕上げに用いられる代表的なコーティング塗装。
耐水性や耐摩耗性に優れ、キズや汚れも付きにくく日常のお手入が楽なのがメリット。
塗膜で全体を覆うため木の呼吸は止まり、含水率をほぼ一定に保つことができるので将来的にも反りや割れは発生しにくいです。
クリアなコーティングが一般的ですが、見た目はマットな仕上げのオイル塗装と比較すると艶やかな仕上がりとなり、触れた感じは塗膜越しとなるので無機質な質感となります。
また、キズが付きにくいのが特徴ではありますが深いキズが入ってしまうと自身での修復は難しいため、工房へ戻しての仕上げ直しとなります。
使用環境等によって異なりますが、10年前後で摩耗による塗膜剥がれが起こりはじめることが多いです。