2022.07.07
宮崎椅子製作所の新作「daen」入荷しました
中川店の松崎です。
暑い日が続きますね。
雨が降るといくぶん涼しくなるものの、想定より早い梅雨明けで夏本番は一体どうなるのでしょう?
感染対策と並行して熱中症対策にもご配慮を。
さて、先日中川店に新製品が入荷しましたのでご紹介。
高い技術が可能にする高難易度のユニークなデザインを多く手掛け、ご指名でご来店される方が多いブランドの一つ「宮崎椅子製作所」。
新作の「daen(ダエン)」。
デザインはショップに展示してある「Cチェア」や「Uチェア」なども手掛けた小泉誠氏。
全体的に曲線ディテールで柔らかい印象のデザイン。
背もたれから前脚にかけては適宜ジョイントした一枚の板を曲げ加工して一筆書きのような流線形デザインになっています。
座面下の座枠も緩やかな凹状の曲線ディテール。
パーツはすべて角を落とし丸面取りした面形状。
パーツのどこを切っても断面は楕円のような角丸四角形。
細身ながらもフレーム剛性は高くなるよう、接合部を厚く残して組む「持ち出し」工法を採用。
上の背もたれパーツの写真が分かりやすいですが、薄いパーツで構成された印象でも接合部を見ると元々は倍近い厚材を使用していることに気づきます。
デザイン偏重でなくきちんと掛け心地にも配慮してあるのが、同社が人気の理由のひとつです。
座面はわずかに後傾させ、背座角もやや開いた設定とすることで休息用途にも適した設計。
ダイニングでくつろいで過ごす時間も長い現代にちょうど良い設計と言えます。
座面にも掛け心地を良くするひと工夫。
芯材となる積層合板を一部くりぬき、「ダイメトロール」という布バネを張り、さらにその下にウェビングテープを渡した構造。
表層のウレタンだけでなく、ボトム側にもトランポリンのようなクッション性を持たせることで底付き感のない掛け心地を作り出しています。
ちなみに、製品にはシリアルナンバーなどが刻印された木製タグが埋め込まれます。
ゆえに、同じデザインのチェアでも、あなたのチェアは世界にひとつとなります。
こういう細かい部分へのこだわりが多くのファンに愛される理由のひとつなのでしょう。
製品の詳細は下記バナーリンク先製品ページでご覧いただけます。
中川店でお試しいただけますので、気になる方はぜひ店頭で。