2017.08.17
ギャッベ房飾りの補修の仕方
名東店の松崎です、こんにちは。
今年の夏は雨が多くて、夏休みの子供たちを遊びに連れていこうにも場所が限られてしまいますね。毎年楽しみにしている海水浴も天候に恵まれずまだ行けてません。クラゲが出る前に連れて行ってやりたいものです。
さて、本日はギャッベの角や辺の中心についている「房飾り」についてのお話し。
先日、家具やギャッベなどをお求めいただいているO様からお電話があり、「飼っている犬がギャッベについている房を噛みちぎってしまって…」とのご相談。
動物たちにとってはギャッベの房飾りがちょうど良い遊び道具になるようで、ペットを飼ってらっしゃるご家庭からのこういったご相談は結構多いです。
実は房飾りは織り上げた後に縫い付けているのでギャッベ本体の経糸やパイルなどからは独立しており、房飾りがちぎれてしまってもギャッベ本体にはダメージがないことがほとんど。
今回はお預かりして補修しましたが、お客様ご自身でも補修できるので付け方の説明も兼ねてご紹介したいと思います。
補修前の状態。
今回は房自体は傷みもなく糸のところから綺麗に切れたようなので、房飾りはそのまま再利用。
糸も残っているものが利用できるのであれば再利用でOKです。
今回は糸が何か所か切れていたので毛糸で代用。縫い付けるだけなので刺繍糸などでも代用できます。
糸の一方を玉結びして抜けないようにしたらまずギャッベ本体に通します。
そして房飾りの輪っか部分を通しながらギャッベ本体に数回縫い付けていきます。
こんな感じで縫い付けます。
そのまま玉止めして終わってもよいですが、先ほど縫ってループ状になっている糸を束ねるように根巻きして絞ると房飾りがよりしっかりと固定されます。
ボタン付けの要領です。
縫い付けが終わったら玉止めして余った糸を切れば完了です。
とても綺麗なグリーンのグラデーション。
状態も良いですし、大切にご愛用いただいているのがよく分かります。
房飾りの取り付けはそんなに難しくないので裁縫道具をお持ちの方はご自身でも付けられると思いますが、ご自身でやるのが不安な方はお気軽にご相談ください。
なお、房飾りの予備は多少ショップにストックがありますので、再利用できないぐらい房飾りが傷んでしまった際はお問合せください。