2016.10.16
本日、フェアイベント開催。ギャッベの伝道師来店!
こんにちは。中川店の渡辺です。
10月15日(土)よりVigore中川店にて 開催中の『ギャッベ・フェア』。
本日、10月16日(日)は自国の文化を伝えるためにイランからやってきた
ギャッベの「伝道師」グーチャーニー氏が来店しています。
普段聞けないこと、ギャッベが織り上がるまでのストーリーやお手入れ方法など、
この機会に聞きたいことは何でもご質問ください。
流暢な日本語で答えてくれます。
今日も午前中からたくさんのお客様にご来店いただき、
ギャッベたちもそれぞれ迎え入れられていくので
なんだか少しさみしい気持ちもありますが、
縁あって出会えたお客様のもとへ迎えられるのがやはり一番です。
今回は、『ギャッベ』についての補足を少しだけ。
【ギャッベの織りの細かさについて】
ギャッベは同じ大きさでも価格が異なる場合がありますが、
これは意匠性などの付加価値によるものではなく
織りの細かさが異なるためです。
時代の流れと共に織りの細かさにも変化が出てきて、
「ギャッベ」、「アマレ」、「リーズ」の3ランクに分けられるようになりました。
「リーズ」が一番細かい織りとなりますが、同じ大きさのギャッベを織りあげる場合
織りが細かい方が時間がかかります。
買い付けは一枚を織り上げる時間への対価となりますので、
同じ大きさでも織りが細かい方が価格が高くなります。
図案を描く原理は点描画と同じですが、織りが細かいほど
精密な描写ができるため、絵画のようなアート性の高いものは
織りの細かいリーズに多く見られます。
ただ、織りが細かいから良いわけでもありません。
織りの細かいリーズは、文様を綺麗に出すために毛足を短めにする
傾向が高いので、フワフワしたタッチの踏み心地は多少損なわれてしまいますし、
精密すぎる文様は可愛らしさがないと嫌という方もいらっしゃいます。
用途や好みによりどれが最適化は異なりますし、どれも同じものがない
「世界に一つ」の絨毯ですから、図案や踏み心地など気に入った一枚を
お迎えいただくのが長く愛着を持って付き合えることになるかと思います。
画像は裏面、1円硬貨とノット(結び目)を比較したものです。
「ギャッベ」は一枚一枚ご覧いただくと、どれも魅力的。
画像では伝えきれない美しさや肌触りは一見の価値ありです。
素敵なギャッベ達が皆様をお迎えいたします。
ぜひVigore中川店へ足をお運びくださいませ。