2015.08.01
2015年「夏のギャッベ・フェア」開催決定のお知らせ
こんにちは。名東店の古川です。
さて、今回はギャッベ・フェア開催決定のお知らせです!
店頭で何度となくお客様から「ギャッベのフェアはいつごろ開催するの?」と
要望をいただいていましたが、ようやくギャッベの選定が整い開催日をお知らせできるようになりました。
会期は2015年8月22日(土)~9月6日(日) 水曜日は定休日となります。
Vigore名東店での開催となります。
今回は約350枚を超えるギャッベを一度にご覧いただけます。
リビング用のラグサイズからミニギャッベまで様々なサイズや多彩なバリエーションをご用意いたします。ぜひお気に入りのギャッベと出会いにきてください。
ギャッベに使用されている羊毛はイランの高地で暮らす羊の毛が使われます。 イラン高原は標高1,000mを越す高地。寒暖の差が大きく乾燥した厳しい環境で暮らす羊たちは、身を守るために「ラノリン」という脂分を多く含む長い毛で覆われ、キメも細かいのが特徴です。
そんな脂分の多 い羊毛は水などをこぼしても表面で弾くので中まで染み込みにくく、汚れもつきにくいです。
そんな特徴から「保温性・保湿性・伸縮性」に富み、脂分を多く含んだ毛は光沢があり劣化を防ぎます。
調湿性に優れた羊毛で作られるギャッベはベタベタつかずサラサラとしたに触り心地で心地よいので今年のような暑い夏の時期でもとても心地の良い使い心地です。
ギャッベは遊牧生活を営む「カシュガイ族」によって伝統的に織り続けられてきた、ふかふかとした毛足の長い手織りの絨毯です。
先日、ギャッベの仕入に行ったときにカシュガイ族の織子さんがギャッベを織っていたので見学をさせていただきました。
結んで切ってを何度も何度も繰り返し、櫛のような道具で毛を叩き目を詰めていき、横糸を通してと気が遠くなるような手仕事。
ギャッベは手本の図案はなく、大いなる自然の風景や日々の生活の喜びなどを心に描いたまま即興で織り上げていきます。
ギャッベは女性の「織り子」によって、すべて手織りされていきますが、ここまでくるには刈り取られた羊の毛を手で紡いだり、草木染めで染色したり、非常に多くの人の手が入ります。
だからこそ、独特の雰囲気と耐久性があるんですね。
以下は過去の『ギャッベ施工例』です。ギャッベを一枚敷くだけでお部屋の印象がかわり、上質で飽きのこない空間にしてくれます。
私も自宅でギャッベを使っていますが、この暑い夏でもべたつくことなくさらっとした質感でとても快適です。高地で育った羊からとれる羊毛は調湿性があり、湿度の高い日本の夏でも本当に気持ちよく使える素材なのです。
夏にギャッベフェアを開催する理由の一つとしてこの特性を肌で感じていただきたい思いがあります。