2015.02.07
テーブルのメンテナンス
名東店の松崎です、こんにちは。
まだまだ寒い日が続きますが、立春を迎え徐々に春らしくなっていくのでしょうか。
春に向かっていく一年の始まりとも言えますし、気持ちを新たにするちょうど良いタイミングかもしれませんね。
さて、昨日お客様からのご依頼でテーブルとリビングテーブルのメンテナンスをしましたのでご紹介。
今回は3年ほど前に家具を一式ご購入いただいた守山区のO様から、テーブル天板のキズや汚れが全体的に目立ってきたので綺麗にしたいとのご依頼でした。
日々のメンテナンスは皆様ご自身でされてらっしゃいますが、天板全体を研磨してのメンテナンスとなると大変なので定期的にご依頼いただくケースが多いです。
凹みキズは濡れタオルとアイロンで蒸して膨らませておき、全体的に研磨してキズや汚れを取っていきます。
ペーパーは目の粗いものから徐々に細かいものへと変えながら仕上げていきます。
研磨し終わったらオイルを塗っていきます。
当店では素材の良さがそのまま活きるよう、顔料や染料を含んでいないクリアオイルで仕上げます。
上の画像の下半分がオイルを塗った状態。
素地はどの素材も白っぽいのですが、オイルを含むと「濡れ色」に色が深くなります。
雨の日にアスファルトの色が濃くなるのと同じですね。
メンテナンスの前後の違いは下記のとおりです。
↑BEFORE キズがいっぱい
↑AFTER
↑BEFORE 輪ジミ
↑AFTER
メンテナンスしてお届けすると、「うわっ、こんなに綺麗になるのね!」と奥様。
家具は生活の道具ですから、キズや汚れがつくのは当たり前。
きちんと作れば、このように少し手を加えて綺麗に再生し、長く良い状態でお付き合いいただける道具となります。
綺麗になったテーブルで気分も新たに、気兼ねなく使って愛着を深めていただければ幸いです。
O様、また綺麗にしたくなったら、いつでもお気軽にご依頼くださいませ。