2013.03.03
「『AUTHENTICITY(オーセンティシティ)』 ソファ」新作ウッドフレーム「RD」
名東店の松崎です、こんにちは。 気付けば今日は雛祭り。 髭の長いおじさんをはじめ、冠などの小物をつけるのに結構苦労したのに、もう 片付けるのかと思うと少し憂鬱。 次は鯉のぼりか・・・。 さて、「至高のソファ」フェアを開催中の名東店ですが、ウッドフレームシリーズの 「『AUTHENTICITY(オーセンティシティ)』 」に新しく追加した「RD」をご紹介します。
至福の掛心地はそのままに、横顔や後姿にも意匠を入れやすいウッドフレーム。 「RD」にもかなりデザインを入れてあります。 L型に組み合わせたパーツを規則正しく格子状に配した背中は、軽快さの中にも 凛々しさや格調を感じさせます。 実は「RD」はとっても複雑な仕口(しくち)で作られています。
背中の格子は、木目がきちんと通るように一本の材料を一旦カットしてフィンガー ジョイントでL型に組んだものを配していきます。
背もたれ笠木と格子の接合は「蟻溝」を切って差し込む工法。
差し込んだ格子と笠木の接合部は組んでから磨り合わせてあるのでとっても 滑らか。 フラットな面で接着するだけよりも強度が出せますが、高い加工技術や精度を 求められます。
上の写真は先行モデルである「『AUTHENTICITY(オーセンティシティ)』 」シリーズの「RB」。
一見、先行モデルの「RB」と似ているように思えるかも知れませんが、内容は 結構別物。 どちらも休息に最適な設定になるよう、座面を僅かに後傾させてありますが 「RB」のアーム笠木が水平なのに対し、「RD」は座面後傾に合わせて傾けた 角度設定にしてあります。
アーム笠木と前脚接合部の拡大。 納まりは斜めにカットして組む「留(とめ)」の納まり。 「RB」のこの部分は直角なので、それぞれ45度で加工すればよく、比較的 やりやすい納まり。 とは言っても簡単ではないのですが。 DIYで木工やったりする方ならご存知かも知れませんが、45度なら差し金使って でも角度を決めることができます。 一方「RD」は、アームを後傾させてあるため、留部分は45度ではなく、微妙な 角度設定となります。 角度が1度狂っただけでも接合部のどこかが空いてしまうので、この納まりを 体現するには相当な加工精度が要求されることが想像できるかと思います。 「Aria」とは材料使いも変えてあります。
左が「RB」、右が「RD」。 材料の厚みが違うのがお分かりいただけるでしょうか? 「RD」には、通常家具でよく使われるものより厚みがある「6/4インチ」材を 使って作ります。 オーラと言うか、それぞれの印象が異なるのは、こういったディテールの違いから 来ているのかもしれません。 あなたのお好みはどちらですか?画像ではなかなか伝わりにくいでしょうから、ぜひ名東店で実物を比較して みてください。 ※ショップスペースの都合で1Pサイズでの展示ですが、もちろん3Pサイズでも 製作できます。
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