2012.09.20
オリジナルチェア、プロトタイプ。
名東店の松崎です、こんにちは。 昨日は定休日でしたが、スタッフ古川と共に岐阜のとある工房へ。
木々に囲まれた山の中は、空気が違います。 結構長い距離を運転しましたが、ハンドルを握っていても気分が良いです。 足を運んだのは、名東店オリジナルチェアのプロトタイプを見に行くため。
工房に足を運ぶのは今回が初めてではないですが、独特の空気感があります。 刃物を見ると、自然と背筋が伸びる感覚をおぼえます。
順番を待つ、荒取りされた板座たち。 製品までにはまだまだ職人の手が入ります。
こちらがプロトタイプ。 設計段階で修正を加えながら実際に形にしてみましたが、プロトタイプはイメージ どおりの掛心地。「名東店らしさ」を考えたとき浮かんだのは、無垢材の力強いイメージや熟練の 職人による玄人好みな手仕事感。 いろいろ考えて、デザインはカウホーンタイプ、全体的にボリュームを持たせ クラフト感が強いイメージになりました。 実際、手仕事の部分が多いのですが・・・。
「結構手間がかかるな・・・」と言わしめた職人泣かせの形状も、ちゃんと形に してしまうところは流石です。 仕上がりの精度や美しさは、数十年の研鑽に裏打ちされたものでしょう。 話しているときの表情を見ていると、一番楽しんでいるのは作っている本人 なのかもしれません。ほとんど手を加えるところがないほど、イメージどおりの仕上がり。 歩留まりや加工性、接合強度や意匠性向上のために、設定はそのままで 仕口など少し修正を加えます。
プロトタイプはショップに持ってきました。 やはりテーブルにあわせると様になります。厚材を多用しているはずなのに、ぼってり見えないのは不思議です。 力強さの中に、どこか親しみやすい愛嬌を持った子。設計段階で「良い椅子」になりそうな予感はしていましたが、プロトタイプを見て それは確信に変わりました。 考えたものが形になっていくのって楽しいですよね。いい大人なのに、ワクワクしてしまいます。 実際に販売していく修正版はまだ先の仕上がりとなりますが、掛心地の設定は 手を加えませんでしたので、ショップのプロトタイプでお試しいただけます。 どこを修正するかは店頭でご説明させていただきますので、気になる方は 名東店まで。 ちなみに、このプロトタイプは販売するつもりが全くありません。 自分たちの歴史の一部として、ショップに飾っておきたいと思います。
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