2012.06.18
「木のチカラ」がよく分かる椅子、入荷しました。
名東店の松崎です、こんにちは。 本日、楽しみに待っていた椅子が名東店に入荷しました。
不思議な見た目のチェア。 製作途中ではありませんよ。
背と座の部分は、木製のスラ
ット(薄板)を交互に組んだ構造。 「座って大丈夫?」との声も聞こえてきそうですが、
もちろん椅子と呼ぶからには 座るための道具であります。
すべて木で作ってある椅子と聞くと、硬くて何だか掛心地が悪そうなイメージ? いえいえ、実際に座ってみると分かりますが、スラットの適度な「しなり」が体を ホールドしてくれるので掛心地が良いです。
スラットに使っている材料は「ホワイトアッシュ」。 野球のバットなどにも使われる、弾力性のある材料です。 上の写真は一本外したところですが、スラットはフレームの溝にしならせながら 挿しこんであるだけ。 よく見ると分かりますが、背当たりが良いように背もたれ部分のスラットは 長さやしなり具合を変えて背中にフィットするよう工夫されています。 かなり弾性が大きい素材なので、普通に座っていて折れることはまずないですが 万一折れてしまった場合でもスラットのみの交換が可能。 木の特性を熟知し、高い精度の加工ができる熟練の職人だからこそ可能な 「木のチカラ」を感じられる椅子なのです。
熟練の度合いは、木取りの配慮やディテールの仕舞いからも読み取れます。 背もたれ笠木部分の脚は、一旦カットして再度接ぐ方法なので椅子に最適な 角度を出しながらも木目が通ります。 笠木は、10/4インチ厚材を削り出して体に合わせた「なだらか」なカーブに。 削り出しは単純な厚みではなく、接合部を厚め、中央をやや薄めに。 「ほぞ組」を使った堅牢なフレームや、繊細で美しいディテールからは技術の 高さが伺えます。 大きさの割りに、意外と軽量なことにも驚きます。
格子状に抜けたデザインなので、見た目も軽やか。 これならリビングに置いても圧迫感はほとんど出ないでしょう。 フレーム素材はオーク・ウォールナット・ブラックチェリーからお選びいただけます。 スラット部分は、材料の特性からホワイトアッシュに限ります。 とてもよく出来た椅子なので、ぜひ名東店で座ってみてください。
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