2012.01.20
大事なところは、表から見えないものです
名東店の松崎です、こんにちは。
さて、本日椅子を作っている工房から頼んでおいたものが届きました。
知育ブロックのようですが、何だか分かりますか?
分解するとこんな感じです。
3つのパーツに分かれます。
実はこれ、椅子の構造模型です。
真ん中のパーツが椅子の後脚にあたり、左のパーツが座って後ろ側の座枠で
右のパーツが側面の座枠にあたります。
組み方は、まず「ほぞ組」部分を入れます。
「ほぞ組」は写真のように凸型に加工した「ほぞ」を、後脚側に加工した「ほぞ穴」に
入れる継手です。
ビスや釘を使わないので組みあがりの見た目も綺麗で、強度が高いのが特徴。
精度の高い加工が必要です。
そして横から「だぼ組」。
木の丸い棒部分を「だぼ」と言いますが、この「だぼ」が先ほどの「ほぞ組」部分を
貫通する構造です。
先ほどの「ほぞ」に穴が開いていたのは、この「だぼ」を通すため。
「ほぞ組」だけでも強度は高いですが、「だぼ」で「かんぬき状」にロックすることで
物理的に抜けにくい構造になります。
実際の製品は、もちろん接着剤も併用しますので大変堅牢な作りになります。
これらの木工の仕口は指物にも通じますが、職人気質な製品ほど仕上がりに
組み方を見せませんので、分かりやすいように作ってもらいました。
家具の良し悪しを判断するには、表には見えない部分が大事なのです。
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