2024.07.19
時が経つほど美しくなる『天然木の魅力』
Vigoreが天然木を薦める理由
私達の身の回りには様々な色があります。看板や車など人工的に作られた物は色も鮮やかなものも多いものです。 またそれとは反して、空の色・紅葉したの山々・野菜や果物などの自然な色達は何度見ても飽きる事がなく、美しいと感じます。
Vigoreの家具で使われる天然木は人間の一生よりも多くの時間をかけて大地で育ってきた広葉樹が中心です。 木の色味もウォールナット材のように最初から黒っぽい木もありますし、メープル材のようにナチュラルな白木系のものもあります。 ただどれもが自然が作り出した色であることは間違いありません。
そんな天然木を着色することなく、仕上げるVigoreの家具達。それぞれの木が持つ色はもちろんのこと、樹種により様々な触り心地なども違う天然木の風合いを 大切にしたいから自然由来のオイル塗装で仕上げています。
毎日、当たり前に使う道具である家具は木の持つ素材感を一番身近に感じることができるのです。
そんな天然木の魅力をご紹介していきます。
天然木の種類と経年変化について
時間の経過とともに少し明るい茶色へと経年変化していきます。
最初は綺麗な淡い薄桃色をしていますが、時間の経過とともに濃い赤褐色に変化していきます。使いながら劇的に変化する素材だけに、時間の経過を感じさせてくれる素材です。
使うほどに少しだけ色が深くなります。
家具材としてはもちろんの事、ボーリング場のレーン、ギターなどの弦楽器、フローリング材、建材など幅広く使われている素材です。
時間の経過とともに赤みが増し、飴色に変化します。
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ウォールナット材のおすすめ家具
もともとVigoreのスタッフ邸用にデザインされたテレビボード。
その施行例をブログなどでご覧になっていただいたお客様から製作依頼があったことを受け、ブラッシュアップして誕生しました。軽やかなレッグデザインでモダンな印象を与える6mm間隔のスリットデザインになっています。
リズミカルに連続した格子デザインが特徴のソファ「RB」。背中の格子部分は一枚の板を一旦カットし、角度を持たせて再度接着しています。接合は強度の高いフィンガージョイント。木目を通しながら最適な背座角度を出しています。アーム部分は、断面が「T字」になるように、内側にもフレームをつけた構造。鉄骨のウェブやハブと同じ役割でフレームの歪みを抑えます。
用と美を兼ね備えた、大人のサイドボードDardo(ダルド)はインテリアに自然に溶け込むシンプルさの中にも、存在感を放つ装飾性を持たせた美しいサイドボードです。スライド扉部分は矢羽根貼りを採用しています。
見る角度によって色目も変化するため様々な表情を作りだします。
HIRASHIMA(ヒラシマ)の会話が弾むサークルテーブルAGILEは節ありの無垢材をあえて使用することで個性的な仕上がりになっています。お皿のような立ち上がりを施した縁は無垢材の天板のまわりの部分を残しながら削りだすことで陰影ができ表情豊かな佇まいになっています。
ブラックチェリー材のおすすめ家具
軽やかで上品なイメージのサイドボード「Natante(ナタンテ)」
細身のレッグで大きく浮かせた本体、収納部の納まりをインセットにし見えがかりを薄くした本体枠など、イーゼルに掛けられた一枚の額絵を思わせるデザイン。取手には真鍮素材を採用しており天然木同様に経年変化により色味が変化するため愛着も増します。
ろくろ挽きのレッグや少しモールディングの入った天板、引出前板を欠き込んで薄く見せるところなど、シェーカー家具を想起させるディテールのSHIRLEY(シャーリー)。便利な子引き出し付きでカトラリーなどの小物収納ができます。
取手は真鍮で木部の色合いの変化と馴染むように経年変化で輝きが鈍くなり、ヴィンテージの風合いが生まれてきます。
格調高い印象を持つ縦格子組みでリズミカルで軽快なイメージとなり上質かつ大人のデザインのテレビボードMolti。大容量の収納力を持ち合わせており、機器類から小物、書籍類までも収納ができるように設計されています。またセミオーダー、フルオーダーにも対応。
オーセンティシティソファ「BⅡ」は、複雑に折り曲げたような難易度の高い背面格子が印象的。要所抜けたデザインとなるウッドフレームは見た目も軽やかなので、リビングダイニングを間仕切るように居室の真ん中にあっても圧迫感を出しにくいデザインと言えます。
オーク材のおすすめ家具
広松木工の「ソファFREX(フレックス)」シリーズは直線基調のシンプルな造形に、温かみのある「天然木」とクールなイメージの「スチール」という対照的なマテリアルのコンビネーションが印象的です。 張地も帆布素材やリネン100%のファブリック、上質な本革などたくさん選べますので様々なシーンに適応します。
スチールレッグが特徴のテレビボードCima。細いルーバーデザインの扉が特徴で全体的に繊細なイメージに仕上げていますが、扉部分は機能性と意匠性を両立したデザインになっています。取手は真鍮素材で細身のシンプルな円筒形デザイン。真鍮は経年変化で深みを帯びていく素材なので、天然木の経年変化と相まって味わい深くなります。
オーバルテーブル Curva(クルヴァ)は長手側をできる限り直線にしながらぎりぎりのラインで楕円形状を作り出しています。そのため圧迫感を軽減しながらも使い勝手のよいオーバルテーブルとなっています。船底面の天板形状とレッグの丸みがとてもよいデザインバランスとなっています。
HIRASHIMA(ヒラシマ)のすべて無垢材で製作されているサークルテーブル LEGARE (レガーレ )。ラウンド型の天板は動線も取りやすく様々な間取りに対対応します。また大きさを感じさせずデザイン性、機能性を備えたテーブルです。
メープル材のおすすめ家具
TVボード「LINE ライン」は余計な装飾を省きミニマルなデザインとしたモデル。 中央に入ったラインはリモコンの赤外線を通す役割も兼ねており、収納部を開けなくても機材のリモコン操作が可能で、中に収納したものを見せないよう色付きのブロンズガラスを基本設定としています。
「SONO(ソノ)」シリーズは6つの異なる素材を用い、天然木の色味や木目など固有の特徴をそのまま生かしたマルチカラーが印象的な「広松木工」を代表する製品のひとつ。一見、小引き出しに見えますが、深さの異なる引き出しが付いています。インテリア性と実用性を両立させたデザインになっています。
キッチンスツール SC338 「COUPE(コッペ)」は愛らしいフォルムと移動もラクラクな軽量仕様のキッチンスツール。高さが5サイズ展開となっているので身長に合わせてお好みのものをお選びいただけます。日常生活において、使い勝手のいいスツールです。
収納部扉や引出前板には縦格子の意匠を入れたテレビボード VG-HEIGHT(ハイト) 。見た目の安定感があり穏やかなイメージである水平基調の格子と比べると、やや緊張感があり格調のあるイメージとなるデザインで格好良く大人っぽいインテリアになります。
納品事例で見る素材別コーディネート
ウォールナット材の納品実例
一目惚れしていただきました長さ220㎝サイズの大きなウォールナット材の2枚剥ぎ天板に合わせてコーディネートさせていただきました。チェアはイストクのVIOLAチェアやシズクルチェア、アネロチェアなどお好きな椅子を並べたマイチェアコーディネート。
幅2400幅の大きなテレビボードとサイドキャビネットの組み合わせ。
テレビボードのモデルはVigoreオリジナルデザインのCerto(チェルト)をベースに設計させていただきました。ウォールナット柾目材をVマッチの装飾貼りにしており、I様邸の和モダンな邸宅にぴったりの仕様です。
白を基調にしたLDルームをコントラストがでるウォールナット材でトータルコーディネート。『AUTHENTICITY 』シリーズのBⅡソファをウォールナット材とのコントラストが美しいホワイト系のファブリックで製作。テレビボードやダイニングテーブル、ギャッベもあわせてコーディネート。
ウォールナット材のフローリングにウォールナット材の家具を合わせた落ち着きのある大人っぽいコーディネート。AUTHENTICITY(オーセンティシティ)シリーズのソファを主役にテレビボードやガラスキャビネット、リビングテーブルをオリジナルデザインで製作しました。
ウォールナット材を矢羽根貼りで装飾したオーダーカウンター下収納ボード。通常の木目と違い、独特の意匠がでますし、重いイメージも軽減できます。キッチンカウンター下の壁面サイズに合わせて幅255㎝、高さ105㎝で製作。既製品とは違い、オーダー家具ならではの美しい収まりです。
工務店を経営されているA様。ショールームと兼用できるようにご自宅を広いLDルームをウォールナット材の家具でコーディネート。お客様との打ち合わせでも活躍する幅2200mmの大きなウォールナット材のダイニングテーブルをメインにしました。
ブラックチェリー材の納品実例
G様邸はチーク材のフローリングを採用するなど天然木にこだわった住宅。そんな邸宅に経年変化が美しいブラックチェリー材のダイニングセットをお届け。チェアはHUG、OMEGA、アンカー、LUMEスツールなどお好きな椅子を家族で選んだマイチェアコーディネートです。
自然素材をふんだんに使用した天然木にこだわった住宅にブラックチェリー材のAUTHENTICITY FINEソファRBをコーディネート。ターコイズブルーのイタリア製ファブリックとブラックチェリー材の相性がとても良く、上品で洗練されたインテリア空間になりました。
ブルーグレーの壁面が個性的なリビングに広松木工のRiposo(リポーゾ)ソファをコーディネート。右肘タイプと左肘タイプのカウチを2台並べて使用。間にサイドテーブルをはさんだり横向きに使ったりと自由度の高いコーディネートになりました。
I様は当初、ウォールナット材のお考えでしたが時間の経過とともに美しい色合いに変化するブラックチェリー材に魅力を感じていただき、VigoreオリジナルテレビボードMolti(モルティ)をブラックチェリー材で製作しました。
ウォールナット材を矢羽根貼りで装飾したオーダーカウンター下収納ボード。通常の木目と違い、独特の意匠がでますし、重いイメージも軽減できます。キッチンカウンター下の壁面サイズに合わせて幅255㎝、高さ105㎝で製作。既製品とは違い、オーダー家具ならではの美しい収まりです。
白いフローリングにブラックチェリー材の家具が映えるコーディネート。ソファは広松木工のRiposo(リポーゾ)ソファをツートンでご提案。
ダイニングテーブルは「Diesare(ディエザーレ)」を片側ベンチスタイルでコーディネート。
オーク材の納品実例
A様ご夫婦は二人とも注文住宅メーカーにお勤めしており、インテリアに対しての造詣が深く新築された邸宅もこだわりを感じる和モダンなお家でした。そんな和モダンの住宅をAUTHENTICITY(オーセンティシティ)のソファCやラウンドテーブルCerchioⅡ(チェルキオ)などでコーディネート。
自然素材をふんだんに使用した素敵な住宅をオーク材の楕円テーブルCluva(クルヴァ)とイストクのVIOLAチェア、TRES THE SOFA TAILOR(トレス ザ ソファテイラー)』のソファ「HM」、ギャッベでコーディネートさせていただきました。
節ありの無垢材を使用したHIRASHIMA(ヒラシマ)のサークルテーブルAGILE(アジレ)を中心にコーディネート。椅子は宮崎椅子製作所のottimo(オッティモ)、キッチンスツール 「COUPE(コッペ)」。
ダイニングスペースの壁面にはVigoreオリジナルデザインのサイドボードFede(フェーデ)をオーダーで製作しました。
キッチンカウンター下の空間に収納をフルオーダーで製作。デザインはオリジナルの「Fede(フェーデ)」をベースに開き扉部分に矢羽根貼りを採用して個性的な雰囲気になりました。カウンター天板やまわりのインテリアとも調和し、まるで造作家具のような一体感です。
無垢材のフローリングや天然木で製作された建具など自然素材をふんだんに取り入れた邸宅に曲線を取り入れたAUTHENTICITY(オーセンティシティ)RFとVigoreオリジナルテレビボードCerto(チェルト)などでコーディネート。自然素材のお家の雰囲気に合わせた天然木の家具をコーディネートすることにより、より上質な空間となりました。
広松木工のFREX(フレックス)シリーズでまとめた納品事例。
ソファはカウチタイプで背板を木目が通るように一枚の木から木取りした仕様で製作。張地は広松木工オリジナルの帆布生地ピエトラのグレー色。またテレビボードもFREX(フレックス)シリーズでトータルコーディネートしました。
メープル材の納品実例
VigoreオリジナルテレビボードVG-HEGHTをベースにお客様のご要望を取り入れてオーダーで製作。壁面のコンセントやガスホースを隠しながらも使えるように工夫が施してあります。
縦格子がかっこよく格調あるイメージでお家の雰囲気にとても似合っています。
広松木工のソファRiposo(リポーゾ)をメープル材で製作。
全体的にホワイトを基調とした清潔感溢れる素敵なリビングに帆布生地のホワイト色がとてもいい雰囲気です。ソファの組み合わせは196サイズ、オットマンを組み合わせカウチソファに。また一人掛けの084サイズもご用意させていただきました。
メープル材の本体に6素材の天然木を使用した広松木工のサイドボードSONOの105サイズ。全部が小引出しに見えますが左右は開き収納、中央は深さの違う引出し収納なので様々な物を綺麗に隠して収納できます。
リビングルームのアイコン的な存在になっています。
『オイル塗装の家具のメンテナンス』
オイル塗装は木の表面に塗膜を形成するウレタン塗装とは違い、木そのものにオイルを含浸させる塗装です。
そのため木の呼吸を妨げることがなく、木が持つ自然な風合いといつもさらっとした手触りを楽しめます。
またその反面、濡れたコップなどを一昼夜置いとけば結露による水滴などにより輪じみになることもあります。ただ木が呼吸しているからこそ水分を吸い込みシミになるのです。あくまでも自然の現象ですが、 メンテナンスをすることで汚れが付きにくくなります。
『用意するもの』
ウェスとオイルを用意してください。
ウェスはいらなくなったTシャツなどを適当な大きさにカットしたものでOKです。オイルを塗る用と拭き取り用の最低2枚は用意してください。
様々なオイルがありますが、今回はドイツ リボス社の『アルドボス』を使用しています。
『下準備』
オイルを塗る前に汚れがある場合は固く絞った雑巾などで掃除してください。
そのあとに乾拭きして乾燥させてください。
ウェスにオイルを染み込ませます。
オイルはよく伸びますので最初は少量のオイルをつけながらお試しください。
『オイルを塗る』
木目方向に沿ってまんべんなく塗っていきます。
塗り残しがないように気を付けてください。
木がオイルを吸い込むことで濡れ色になり、深みのある色合いに変化していきます。
『拭き取り』
オイルを塗ってから10分くらい経過したところで木が吸いきれなかった
オイルを拭き取ります。
新しいウェスを用意して、拭き取ってください。
拭き取りが甘いとべたついたりします。
拭き取りを丁寧にすることで仕上がりが綺麗になります。
『完成!』
拭き取り後は最低でも一晩はそのまま乾燥させてください。
木にオイルを塗ることで深みがでて手触りもぐっと良くなりました。
また撥水効果も得られます。
『普段のお手入れ』
普段のお手入れは乾拭きをしてください。
また水などをこぼした場合はなるべく早く拭き取るようにして、汚れがひどいときは固く絞った雑巾などで木目に沿って拭いてください。
汚れが気になる方はコースターやランチョンマットなどの使用をお勧めします。
オイルメンテナンスを適度にすることにより、木の表面にオイルの塗膜が形成されて輪じみなども付きにくくなります。
また何よりもメンテナンスすることにより、愛着も湧き長く使える道具になっていきます。
撥水効果が落ちてくると輪じみなどができやすくなります。メンテナンス時期の目安として木の表面に水滴を落としてみてください。上の左の画像のようにつぶれたり染みたりする場合にはメンテナンスが必要です。またオイルが効いている場合は表面張力があり、水滴の形が崩れにくいです。
『経年変化した実物をぜひ見に来てください。』
Vigoreの店舗では、お客様に実際の木の経年変化をご覧いただく為に展示している家具を極力長く展示するように心がけています。そのためお店にご来店いただいたお客様から『これがウォールナット材ですか?』とよく質問をされます。天然木の家具の魅力は最初が最高ではないところなのです。時間が経つことで魅力が増し、傷さえも時を刻んだ証となり、愛着のある道具になっていきます。
皆さんはどの木がお好きですか?木もいろいろですが、人の好みも様々です。
見たり触ったりしながら、自分と相性の合う木を見つけにぜひVigoreへどうぞお越しくださいませ。