2023.11.18
ISU-WORKS(イスワークス)について
新しい椅子づくりを目指して
ISU-WORKS(イスワークス)は木工家 高橋三太郎のクラフトマインドと、小さな町の木工所、山上木工の機械力・職人力との協働プロジェクトです。
知恵と技術力によって、使い手が手に取りやすい価格で、より美しい椅子づくりをめざします。
Vigoreはそんな思いに共感し名東店・中川店ともにISU-WORKS(イスワークス)の椅子達をお薦めしています。
デザイナー 高橋三太郎
1949年 名古屋に生まれる
1968年 北海道大学に入学(中退)
1971~74年 ヨーロッパ、イスラエル、アメリカ、メキシコ放浪
1982年 札幌にて家具工房 santaro 設立
1987年 六本木AXISギャラリーにて「santaro-works展」
1988年 北海道クラフトグランプリ グランプリ受賞
1997年 銀座松屋デザインギャラリーにて「santaro.15YEARS 15CHAIRS」
2000年 ストックホルムにてグループ展開催「第2回暮らしの中の木の椅子展」優秀賞受賞
2003年 東京国立近代美術館工芸館「現代の木工家具9人展」出品
2005年~ 名古屋・丸善ギャラリー・CHAIRS展(以降、毎年)
2014年 東京にて個展「高橋 三太郎 展」カタチの種 デザインのタネ
2015年 北海道道立近代美術館 企画展「高橋三太郎展」
製作メーカー 山上木工
山上木工は、北海道オホーツクの津別にある木工所で自社ブランド家具「ISU-WORKS」の製造販売、OEM家具製造、木材CNC精密機械加工サービスを提供しています。3軸と5軸を含む最先端CNCマシンがあり、その他汎用機を合わせると100台以上設備しており、さまざまな種類の木材CNC加工サービスを提供しています。少ロッドから大量生産作業まで対応が可能で、木材であれば何でも形にすることができます。
そしてそんな精巧な技術を生かしてオリンピック・パラリンピック東京2020大会のメダル専用ケースの入札に申し込み見事に受注を請け負っています。
伝統的な職人技と新しい機械技術の融合でこれからも山上木工は進化し続けます。
ISU-WORKSの始まり
デザインとは、モノの向こうにある人の暮らしに対する思いをカタチにすること。
そして、デザインとはそのカタチを実現するしくみを作ること。
木工家・高橋三太郎(札幌)と、山上木工・山上裕靖(網走郡津別町)、2人は約30年前、津別町木材工芸共同組合の木製品開発事業のアドバイザーと、最年少の組合員として出会いました。事業終了後も、様々な公共建築空間において、家具デザイン高橋三太郎・製作協力山上木工として信頼関係を築いてきました。そしてコンピューター制御の大型木工機械による3D木材特殊加工、カラ松を使った高断熱木製建具と高い技術力で知られるようになってきた山上木工には、秘めたる思いがありました。
そんな二人が出会ったことで生まれたのがISU-WORKS(イスワークス)です。
北の大地で職人達がつくる椅子
ISU-WORKS(イスワークス)は寒さの厳しい北海道網走郡津別町で製作されています。
各工程の熟練の職人が手仕事とCNCマシンなどの機械仕事を見事に融合させて素晴らしい椅子達を作り出してくれます。
受注生産であるため椅子の高さの設定もご要望に応じて対応できます。低めの設定で使いたい場合などは標準の高さから脚をカットしてご希望のサイズで製作が可能です。またお手持ちのテーブルに合わせる必要がある場合や輸入品などのテーブルの高さが高い場合でも標準の高さから+30mmまでは座面高を高く製作することにも対応しております。
長く愛用してもらうために妥協しない家具作りはVigoreの理念とも一致しています。
余談ですが毎回、Vigoreからの発注書の返信FAXには「津別町は雪が降り始めました」「津別町にも春がきました」など津別町の四季が綴られおり、ほっこりするとともに北海道で真摯に良質な家具を製作していただいていることに感謝しています。
森林面積が約86%という森の町・津別町を基点として美しい暮らしの道具、美しい暮らしのスタイルを世界に向けて発信しています。
ISU-WORKS(イスワークス)の椅子達